RON DESIGN

インテリア建築設計事務所 イギリス

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造作家具の素晴らしさ

   

こんにちは。Ron Design です。

住宅やマンションを新築したり、購入されたとき、皆さんは、家具を購入したりあるいは、造作家具と呼ばれるつくりつけの家具を考えたり、されますよね♪

実は、どちらにもそれぞれプラス面とマイナス面があります。

サイズぴったりに自分の好きな寸法で職人さんに作っていただく造作家具。この世に一点しかないという施主様にとっての喜びもありますね。あと○センチ短ければなぁとか、そんなことを悩む必要はありません。すべて自分好みでオーダーできるというのが、造作家具の魅力でありますが、反面一度取り付けたらなかなかすぐには動かせないという欠点もあるのですが・・。

さて、この造作家具。私はわりと好きで、今回のプロジェクトでもいっぱい作りました。今日は、キッチンと洗面所をつなぐ扉をつぶしてバックキャビネットとタオル下着収納を造った話をしたいと思います。

マンションのプランで、「主婦導線を重要視しました!!」という売り文句のために、洗面所・脱衣所へのアクセスが、廊下からとキッチンの二経路であるプランをよく見ます。今回のプロジェクトでも、まさにこのパターンで、「便利」という名のものとに「収納」が小さくなってしまうパターンでした。この扉のおかげで二経路のアクセスがある反面、キッチンバックキャビネット(食器棚)は、横幅1メートルほどしかとれなくて、その中に電子レンジや炊飯器を置くと、食器は、ほんの少ししか「収納力」がありませんでした。私は、「収納力」を増やすためにこの経路を「造作家具」の力でつぶすことにしたのです。今回のマンションの場合、廊下から洗面所にいく経路だけにしても何ら問題はないことも付け加えいおきますね。

さて、実際にみてみましょう。職人さんの立っている扉が今回私がつぶした扉です。

IMG_2366[1]

この扉をつぶして、1800の  IMG_3003[1]

バックキャビネットをデザイン

しました。収納はたっぷり。

Amazonさんで購入したゴミ箱も

当たり前ですが、ぴったり納まって

ます。

全体像は、こんな感じ。 キッチンもすっきり片付きますね。     IMG_3002

さて、気になる背面側。洗面所側ですが・・。もしかして、

開かずの扉がいるんじゃないの!!とご心配の皆様もおいでるでしょう。

大丈夫です。ご安心ください。ちゃんと、タオルと下着入れのスペースに

なっていますよ。♪♪

 

 

バスタオルとフェイタオルがびっしり収納でき、奥様もIMG_3004

大満足でした。

ついでに、今回洗面・脱衣所で気が付いたときに、すぐにクイックルワイパーをつかいたい!

という奥様のご要望にお応えして、ちゃーんとこれも収納されています。

今回は、造作家具で、こんなこともできますよ!というお話でした。

家具製作は、松山市の近藤木工所さんです。

細かい注文にもこたえてくださり、ありがとうございました。

現場に入ると、職人さんの力に感謝!感謝です。

 

 

 

 

 

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