3月になりました。本日3月1日は、全日制高校の卒業式です。
晴れやかな高校生を見ると旅立つ若者って夢いっぱいでいいなと思います。
自宅から大学に通う子や地元で就職をする子を除いて、18歳で親元を離れ、引越しをする子が多いので、親にとっても子にとっても、特別な日です。
実は、私の大切な息子も本日無事に高校を卒業し、春からは大学生となります。
卒業式は厳粛で、校長先生の式辞、そして最後のホームルームでの先生方の言葉を拝聴し、私も涙涙となりました。
先生方の話を少しばかりシェアしたいと思います。
まず、ノーベル賞受賞者の湯川博士が「未知の世界を探求する人は、地図を持たない旅人である。」と表現したことを例えに出し、わからないことを悩み、もがき、真理を追究していくことにゴールはなく、自分が決めた道をわからないことを悩みながらも研究していくことが人として大切なのだとお話されました。
第二に、武者小路実篤の名言「才能で負けるのはまだ言い訳がたつ。しかし、誠実さや勉強、熱心、精神力で負けるのは人間として恥のように思う。」を例えに出し、これからの人生、人に対してどんな時も「誠実であれ。」そして、「勉強や精神力はもちろんのこと、努力し続ける」ということを忘れずに未知の旅に果敢に挑んでほしいと結ばれました。
担任の先生は、高校生活は部活動もしながらテストや模試の繰り返し、その結果必ず自己採点して何を間違えたかを確認し、そこには必ず正解が記載されていたと思うと話されました。
しかしこれからの人生。何が正解かは、わかりません。どこに回答があるかもわからないこともあると思う。それでも自分の正解を模索しながら、あるいはその選択が人とは違っていたとしても、後々によかったこれは正解だったと思えるような生き方をしてほしいと結ばれました。
卒業生へのお言葉であることは百も承知です。しかし先生の話は、いくつになっても身に染み、これは私に対しても同じことが言えるなと頷いておりました。
卒業証書授与の後は、一人一人がクラスメートや先生そして親に向かっての感謝を素直にほとんどの子が口にしていて、とても感激したのでした。
大学受験も終わり成果を出せたお子さんも、国立大学の後期入試を待ちまだまだ戦いの真っ只中にいるお子さんも、そして今年はご縁がなく、もう一度トライすることを決めたお子さんもすべての若人にエールを送りたいなと思っています。
良い先生と良い友達に恵まれ、この学校を選んだ息子の選択肢は、本当に正解だったなと強く思いました。
夢に向かってキラキラ輝いている多くの若人の姿を見て私も頑張ろう!!もっと頑張ろう!!と校舎をあとにしました。
卒業おめでとうございます。感動をありがとう!!