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パズルが解けるとき

  昔から、一月は行く。二月は逃げる。三月は、去る。と言いますが、時の流れの早いこと。あっという間にバレンタインデーも終わりました。梅が咲き始め、暦の上では春が来ているのかなと感じています。

 私は現在、NHK大河ドラマ『光る君へ』に、はまっています。

ここ数年は、大河ドラマから遠ざかっていましたが、もともと吉高さんのファンであったこと。平安京を覗く舞台背景も魅力的だしということで見始めると完璧にはまっています。高校生の時、『なんて素敵にジャパネスク』復刻版登場!!氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』シリーズ累計800万部!伝説のヒット作|集英社Webマガジンコバルト文庫 (shueisha.co.jp)

に夢中になっていたことも思い出しました。

(写真は、この前京都に行ったとき駅前で撮りました。)

 さて、過日の放送回で藤原家のブラックキャラを除く一家団らんの庭先で、道長の長兄(道隆=井浦新さん)が妻である(高階貴子=板谷由夏さん)に対して、皆の前で「私の自慢の妻です。」と誇らしげに言うシーンがありました。

 

 古の時代どうであったかは不明ですし、脚本家の書いたセリフなのでしょうが、見ている方は胸キュンしてしまいました。

 

 そういえば、私のクライアントは30-70代とバラエティに飛んでいるのですが、一つ共通すること言えば全員がものすごい「愛妻家」であり、「ジェントルマン」であることではないかと感じています。

 例えばクライアントA氏は、「A子ちゃんが思う空間ができて、その喜ぶ顔を見るのが僕の幸せなんです。」とおっしゃり、B氏は、「妻は僕より何十倍もこの家の中で過ごす時間が長いので、彼女が快適に過ごせるようにしてあげたいんです。」とお話になったことがありました。

 

 そんなクライアントを目の当たりにして素敵♡と思いますし、何としてもこのお二人のために頑張るぞ!とやる気満々になります。

 

 女性は、クライアントB氏のおっしゃる通り、家庭の中では何通りもの顔を持っています。妻として、母として、主婦として(働く女性でも主婦をしている時間はあります。)効率的に主婦業をやり終えるにはどうしたらいいのだろうかと考えます。時にお嫁さんとして、どんなプラン(間取り)ならストレスがないかなとまず考えていきます。また何回も家を建てるわけではありませんので、若い時は良くても年をとったらちょっとね。といったことはないようにいろいろ考えています。

 

   建築のプラン(間取り)を一旦決めると、お好みの家具や手持ちの家具をレイアウトしていきます。そして、展開図と言われる図面を書きながら、立面図を描いたり、断面を書いたり、こっちの作業して、こっちに戻りというようなことをして、すでにその時、タイルや面材もクライアントと相談しながら決めていきます。プランが良くても肉付けがないと味気がありません。どんな美人女優さんでもへんてこなファッションだったりおかしなメイクだったらあまり魅力は感じないでしょう。私の中では、どうすれば美人(空間)がもっと引き立つかなとか考えています。

 

 そしてお話をお伺いしながら、家族のお好みをいい感じでブレンドして、ご提案するようにしています。その塩梅が大切です。

いろいろお話をしていくと、だんだんとパズルが解けていき、この繰り返しを重ねることで幸せ度がアップしていく気がしています。基本的にどんな仲の良い夫婦でも、人格は別なので、細かな「好き」は、違っていて当たり前なのです。既製ではなくオーダーメイドの家ですから、私が船頭で一緒にゴールまでクライアントと二人三脚で竣工を目指しています。

 私は、「どんな空間を作りたいですか。」と質問されるとやはり「色気のある空間を目指したいです。」とお答えします。

最近それってディテールの美しさかなと思っています。

 ちなみにRONDESIGNリサーチによりますと、

余談ですが、「世の男性陣よ!! 妻を大事にする人は、魅力的だし、成功されていますし、モテますよ!!」

今週末は、チョコのお礼に花でも買って帰宅してみてください。絶対に◎です。

画像は、以前パリの花屋さんで撮ったもの。

今から配達に行くんだーと話されていました。いいな♡こんなのもらってみたいな。

素敵な週末をお過ごしください。

2024/2/16