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『Car lover’s home』Shortllisted (入賞)~The International Design & Architecture Awards 2024 -Luxury Residence Global部門

 寒さ暑さも彼岸までと申しますが、今年の春は、なかなか暖かくなりませんね。故郷の母が「愛媛でこんな時期に雹が降った。」と大騒ぎしていました。

とはいえ、先日出かけた際に「つくし」を発見し、やはり春は確実に来ていると感じています。

 さて、本日は入賞のご報告です。弊社は、イギリスdesign et al主催の国際アワードで

・田浦の週末住宅のラグジュアリーレジデンスアジアパシフィック部門入賞。

・館山の家で同じくラグジュアリーレジデンスアジアパシフィック部門優勝。

・蔵のある家でも同じくラグジュアリーレジデンスアジアパシフィック部門入賞。

・そしてインテリアデザインスキームグローバル部門優勝を果たしているのですが、

今回は通算5件目。『Car lover’s home』日本語名 愛車と過ごす家がラグジュアリーレジデンスグローバル部門でShortllisted (入賞) したことをご報告差し上げます。

 

 この邸宅。『Car lover’s home』の名の通り車好きのクライアントのお気に入りのコレクションを邸宅の中でどう表現するかということを一番に考えました。お気に入りのものはたくさんありますが、その最高峰のコレクションであるのが、美しいフェラーリローマです。

これをどのようにエレガントに(見)魅せるかを考えました。

 クライアントは、日中忙しく働き、疲れ果てて我が家に帰りますが、このローマが気品ある姿でお迎えしてくれるというデザインです。流線形の美しいボティを眺めると次の週末はどこに連れて行ってくれるの?とローマが語っているように私には感じられます。

 

夕食後、風呂から出て、このローマを眺めながらお酒を一杯頂きくつろぐためのリビング。バング&オルフセンの流れる音が心地よく・・・。きっとクライアントの疲れは一気に吹っ飛ぶでしょう。

足元まできちんと見えるようにステップダウンとし、計算されつくした開口部のサイズ。庭側にも大きく開口部をとっているためにそのほかの壁部分でしっかりと固めています。背面はジェムーズボンドの映画のようなレンガ調タイル。

そしてきちんと構造計算も行い安全性を確認したうえでのご提案となります。

デザインが良くても品質を伴わないのは食べられないショーケースの料理と同じだと考えています。

次週からもう少し掘り下げてお話しをさせていただきます。

 

さて春休みに入ります。ママたちは、更に忙しい時期となりますね。季節の変わり目。どうぞご自愛ください。

良い週末をお過ごしください。

2024/3/22