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久住さんとの出会い

 早いもので、ゴールデンウイークに来週は突入しますね。東京もどんどん気温が上がり、今まで寒い、寒いと言っていたのが嘘のようです。

今日は、私の二作品で登場している世界的左官職人久住有生(くすみ なおき)さんについてhttps://www.kusuminaoki.com/ 語ろうと思います。

 久住さんとの出会いは、私がお問い合わせフォームからメールを差し上げたことが始まりです。

 田浦の現場が佳境に入った時に、当初は本当は、杉板の打放しでデザインしていたのですが、長雨のせいで、あまり美しいとは言えないコンクリートになってしまいました。

屋外でしたら荒々しいコンクリートの肌もありなのですが、急遽左官に変更ということになりました。

そして、ここを塗っていただくのは、久住さんしかいないかなぁとクライアントと話をした矢先に実は、私は病で倒れてしまい、入院をすることになったのでした。大きな手術をしたあと、病院で真っ白な天井を見つめて点滴をしながら、私は思いました。私は、集中治療室に三日間入って生還したので、これからは、なんだってチャレンジしようという気持ちになりました。

非常に忙しく、超売れっ子で有名な世界的左官職人である久住さんにでも気持ちをまずお伝えしようと思い、病院からパワポ50枚くらいを一緒に添付して、お問い合わせフォームからメールをしました。もうだめかなぁと思っていたころ、約3週間後くらいに突然メールの返信が来たのでした。それからあれよあれよという間に施工が決まり「田浦の週末住宅」のメインを飾る美しい壁が出来上がりました。

それから、「House with JAPANESE KURA」の美しいリビングのこの壁も久住さんの手によるものです。忙しいスケジュールを調整して、丹精込めて塗っていただきました。

美しく、ドラマチックで心が洗われるようなこの壁。久住さんによると、住宅個人邸の中では日本の中では、一番大きな壁だそうです。

いかがでしょうか。

これからも感動する空間を、クライアントの為にご提供していきたいと思いますし、何事にもチャレンジ!!と思います。死ぬ気でやればなんだってできます。

(ちなみにお問い合わせフォームは非常に大切です。)

尊敬する職人さんの一人である久住さんとの出会いは、私にとっては何物にも代えがたい宝物です。また久住さんに来ていただきたいなと思う作品を作るのが次の目標です。

 

本日は、実はとあるショールームに素敵なコレクションを見に行く予定です。またどんな素敵な出会いがあるでしょうか。とても楽しみです。最近人との出会いは、宝物のようだなと感じています。

皆さんは、どんな出会いが待っているでしょうか。よい金曜日になりますように。

 

2024/4/26